1984年3月渡米
1987年6月Canada College卒業
1988年7月California Coast Enterprises設立
1989年2月Pacific Newcomer Service設立
1997年3月帰国
1997年3月(有)モードアール設立
2006年10月㈱ユニークトレードライフ設立
2016年4月Next Dekade プロジェクト開始
2016年7月㈱グリーンケミー東京支社設立
2019年4月㈱グリーンデザイン&コンサルティングを設立し代表取締役就任
株式会社ユニークトレードライフ 代表取締役
株式会社グリーンデザイン&コンサルティング 代表取締役
「被災時の平等」「サスティナビリティ」を両輪とする防災食のしくみを確立したい
日本は他に類を見ない災害多発国です。
そして被災時の食事の時の障壁となるのが、アレルギー疾患や宗教上の戒律、言葉であることを、過去の経験から学びました。そして「被災時に何人も平等であること」が何より重要と考え、製品開発に活かしています。
すべての製品を製造する協業メーカーのグリーンケミーは、約20年前に防衛省の依頼により缶詰に代わる食品保存技術として、レトルトパウチ加工(加圧加熱殺菌処理)を提言し採用され現在に至ります。私たちは、いつでも、どこでも、どんな人にでも、そのままで食べられる長期保存食品の製造を目指してきました。
それは調理不要で、レトルトパウチを開ければすぐに食べられること。 食物アレルギー特定原材料等28品目及び貝類不使用であること。
ハラール認証に加え、製品スペックは多言語で読み取り可能なこと。(現在30言語)
米原材料のパン、クッキー、ご飯とバラエティが豊富なこと。
保存水を含めすべての製品が7年保存で統一されていること。
耐温度域−20℃〜80℃で過酷な気候に対応することなど、まさにすべてを兼ね備えた理想の防災備蓄用長期保存食品を、完成させるに至りました。
また全ての「7年保存製品」の賞味期限は、製造から最長8年6ヵ月のゆとりを有しています。入れ替え時には1年以上の賞味期限を残している為、必要とする人々や地域への「食品リユース」を可能にする「Sustainable 防災 System」を活用することで、防災備蓄食の二次的な利用がサスティナブルな社会の実現へ貢献できる仕組みを構築いたしました。
現在では高い安全性を評価され、東京都、大阪府を始めとした300を超える自治体、空港、競技場などの公共施設の他に、全国の企業、病院、学校、一般家庭へと納入されています。
また阪神大震災や東日本大震災の被災経験者へのインタビューにより、「あの時一番欲しかったのは温かい普通のご飯」ということが多数寄せられました。その言葉をもとに企画し、2022年秋よりコップ一杯の水だけで温められる温食仕様の7年保存食セットを販売開始しました。防災用保存食でありながらも、温かなおかずと白飯をという被災者の生の声を実現し、発売以来テレビやカタログ通販で驚くべき人気を誇っています。
私たちは、これからも皆様のお声を活かした、美味しさと安全を兼ね備えた製品作りに邁進していきます。
代表取締役 笠 浩一郎
弊社代表が一般社団法人LFA JAPAN主催の「食物アレルギー 地域で考える防災オンライン」で講演を行いました。